ラスベガス留学旅行アルバム

はじめての海外旅行。その思い出と、これからはじめての海外旅行へ行く人のための小さな情報保管庫。そして2年後、短期留学へ。

Zumanity by CDL

TIでMystereを見た後は、そのままNew York New Yorkに移動してZumanityを見ます。ホテル同士が結構離れているし、夜のストリップは混雑し易いのはわかったので出来るだけ早足。バスを使えばもっと楽なんでしょうが、脳内からバスという選択肢は消えていました。

元々はMystereを見終わった後に友達と合流して一緒にNYホテルまで移動する予定だったんですが、ショーを見終わってスマホを確認してみると、先にNY NYまで移動したということだったので、一人で遠慮無く超早歩きで頑張りました。疲れました。

ストリートパフォーマーに人だかりが出来ていることはあったものの、歩行者用のスペースはちゃんと残されていたので立ち止まることなく辿り着けました。最初はショーを見終わって人混みで混雑する中1時間半で移動出来るか不安だったんですが、割と余裕でした。人混みを掻き分けて急いで移動してシアターに着いたのが丁度開場するぐらいの時間だったので。のんびりペースだとギリギリになるかもしれませんが。

さて、ただ見たかったOとは違い、MystereとZumanityは出演してるアーティスト目的。以前MJ IMMORTALショーで来日経験もあるBrandon Pereydaがお目当てです。

間違いなくシルク・ドゥ・ソレイユのショーなのですが、18歳以上対象の大人のショーであることも間違いないので、入場の際に年齢確認されてもいいようにと取り出しやすい所にパスポートを移動したんですが、シアタースタッフに顔をガン見されただけですんなりと中に通してくれました。いくら日本人と言えども、さすがに18歳未満には見えなかったみたいです(^▽^;)

いくつか見たい演目はあったものの、一番見たかったのがBrandonのエアリアルチェーンだったし、Mystere以外のショーに出来るだけお金をかけたくなかった(節約)のでZumanityも2階席の前列からひっそりと鑑賞です。この一番前の席、なかなかくせ者でした。というのも、前に手すりがあって、この手すりが結構邪魔だったのです。いっそもうちょっと後ろの方がよかったのかもしれません。

所で、2階席故かもしれませんが、他のショーに比べて客席がとても暗いです。開演前でも暗くて足下がよく見えなかったり、座席の番号も近寄ってやっと見えるほど。スタッフは赤いペンライトを持っていましたが、これも演出の一環でしょうか。

全体的な感想としましては、いろんな意味ですごかったです!

まず夫婦クラウン役の二人、とてつもない強烈なインパクトを持ったキャラクターです。ええもううるさいぐらいに。他のシルクのショーに比べてセリフが多いので、理解出来る部分は限られましたが、回りのアメリカン達は笑ってたので、きっとしょーもない下ネタでも喋っているんでしょう。でもわかる所はわかるなりにやっぱり面白かったです。

ウォーターボウル、見たかった演目のひとつです。遠かったのではっきりとはわかりませんが、水を使う演技ってやっぱり独特ですね。地上のようにいかない分、場合によっては汚く見えてしまう事もあるけど、そんなこともなく美しくまとめられていました。ボウル縁でのコントーションも綺麗でしたし、ボウルの中を泳ぐ二人はまるで人魚のようでとても綺麗でした。

コントーション、一般的にコントーションは女性がやるケースが多いと思うのですが、それをやるのが男性というのが変わってるZumanityです。しかも、通常のコントーションとは比較出来ない超軟体技を中年(に見える)おじさんがほぼ裸でやってくれるのです。これも見たかった演目のひとつですが、本当にすごかった!あの人の体は一体どうなっているんでしょう。所で、私はずっとコントーションだと思っていたのですが、オフィシャルでは"Dislocation"となっています。意味:脱臼。最早柔軟ですらなかったようです。

エアリアルストラップ、衝撃を受けました。エアリアルストラップと言えば、2本のストラップを使って空中演技をするイメージがありますが、ストラップを4本使い、エアリアルというよりも最早ただ喘いでいた記憶しかありませんwしかしストラップ4本使ってもっとちゃんとサーカス的な演技をしたら一体どうなるんだろうと非常に興味がそそられましたね。

ハンド・トゥ・ハンドはすごかったですねー。ただの下品な要素(主にクラウン)もありましたが、こちらはいいエロスでした。通常サーカスでよく見られるハンド・トゥ・ハンドとは全く別物と言ってもいいようなもので、ボディ・トゥ・ボディと表現した方がしっくり来るのではないかと思うほど。とても官能的ですごいと思えるパフォーマンスでした。

他にもいろいろやっていましたが、印象に残った演目はこのぐらい。ええ、非常に残念でショックではありますが、一番見たかったエアリアルチェーンがありませんでした。Brandonはちょくちょくステージ上に出てきていたんですが、あの空中演技は見れず無念です。

オープニングからショー本編もすごかったですが、エンディングもすごかったです。たぶんどんなサーカスよりも観客参加型な気がします。そしてそのお客さんもノリノリなのがアメリカらしいですね。寧ろそのノリノリな観客の相手するキャストも大変だなぁと密かに思ったのでした。私、サーカスで絡まれたいタイプですが、Zumanityだけは絡まれたくないですね、さすがにw

好き嫌いが分かれるショーだし、万人受けはしないでしょう。すごくアメリカ的で日本で出来るショーではないとも感じましたし…いや、アダルトショーなんてこんなもんなんでしょうか。他を見た事がないのでそれは何とも言えませんが、サーカスとしての演目のクオリティはとても高いと思います。回りのアメリカン達がとても楽しそうで、日本人の自分はとてもアウェイ感を感じましたが、眼を見張るような演技が見れてよかったです。