ラスベガス留学旅行アルバム

はじめての海外旅行。その思い出と、これからはじめての海外旅行へ行く人のための小さな情報保管庫。そして2年後、短期留学へ。

O by CDS

ラスベガスで絶大な人気を誇るショーO、見てきました。一番最初にラスベガスのレジデントショーで見たいと思ったのは実はMystereではなくOだったんですよね。ただ、Oでは私を動かせなかっただけで(ノ∀`;)それでもWorlds awayを見た時に、Oの扱いが案の定大きくて、3Dで見てやっぱりOは別格だと感じ見ることに。

ベラージオに入ると簡単にTheatreへの道順はわかります。やっぱり劇場は大きな売り物なんですね。近づくとそちらへ向かう人も多いので流れに乗っていくと辿り着けそうです。

さて、開場少し前、劇場の前は物凄い混雑。日本だと整列スタッフがいることが多いと思うのですが、こちらは特にそんな人たちはいないようで、一応皆さん並んではいるんですが、並び方はとても自由でした。ここホテルで、一応他のホテル利用者もいるのにこんなんで大丈夫なんだろうかとふと思ったけど、これが普通なんでしょうね。

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チケットが高いので300レベルのロジア席にて鑑賞。正面じゃないけどバルコニーよりも近くて見やすそうだったので。

以下、感想という名のネタバレです。Mystereとは違ってザックリいきます。1回しか見てない上に実は物凄く眠かったのでよく覚えてない所も・・・(;´д`)

開演前はステージ全体にカーテンがかかっているのでステージは窺い知ることは出来ないものの、会場はサーカスというよりも、どこかのお洒落な劇場という雰囲気。

高いなりにステージの見やすさはなかなかよかったんですが、やはり遠いことに変わりはないので開演前の客いじりやクラウンショーはほとんど見えませんでした。ただMystereと違っていて面白かったのは、クラウンが客席に水をまいた後、スタッフがひっそりとタオルを持って拭きにきていたことですw

開演前にカーテンでステージが見れないのは残念だと思っていたけれど、始まって思い出しました。Worlds Awayでこのカーテンが壮大な開き方をして始まることを。以前ZEDを見た時にも思いましたが、シルクは布の扱い方が幻想的ですね。

映画で見た時と同じく、Eugen(aka. Le Vieux)がカーテンを広げてショースタートです。彼、映画を見た時からお気に入りキャラです。一見悪そうな顔して案内役兼ガーディアンなんですよね。実際の彼の身長ってどれぐらいなんだろう・・・

結論から言うと、他ではあまり見られない独特な演目が多くてすごかったです!それに合わせた舞台装置もすごかったです!ステージをプールにしてしまうこともすごいし、上から見ていたのでそのプールの美しさやプールが一瞬で消えて水がはける瞬間も目を見張るものがありました。

ただ、本当に個人的な感想から言うと、見たかった演目がカットされていたり、縮小されていたのがとても残念でした。サーカスの特性上こういうことが日常茶飯事にあるということは理解していますが、期待していただけにやはり残念です。でも、それを改めて見るためにも、そうじゃなくてももう一度見たいと感じたショーでした。

ええもうそれぐらいにデュオ・トラピスが見れなかったのはとてもとても残念で・・・。以前トラピスはフライングが好きなどと言いましたが、女性二人によって繰り広げられるデュオ・トラピスに映画を見て非常に感動しまして。Oは他にもトラピス系の演目が多いのでひとつぐらいカットされても大差ないかもしれませんが、デュオに関しては躍動感というよりも美しさや二人の信頼関係がとても素晴らしく。

コントーションは3人に縮小されていましたが、綺麗にまとまっていたと思います。例によって遠かったので細かい部分が見えなかったのは言うまでもありませんが、コントーション系の演目が(あまりに人間離れしていて)あまり好まない私ですが、それでも見たいと思えたのはやはりそれだけすごいのでしょう。

Oの演目で一際目立っているんじゃないかと思われるバトーですが、さすがに空中にあんなドデカイものがあると迫力ありますし、何よりあの船を動かしているのが機械ではなくてあれに乗っているキャスト陣だということに感動です。(シルクの空中系の演目では、アーティスト自身が動きをコントロールしているケースが多いみたいです)動かす際の皆さんの掛け声も迫力があり、3階のロジアまでしっかりと聞こえてきました。

ファイアアクトは、水のショーでありながらなぜ火?と思うのですが、すごかったです。主に新聞読んでる謎の人がすごかったです。だいぶ長時間全身に火をまとっていましたが、大丈夫なんでしょうか。ジャグリングよりインパクトありました。

あとは演目名が残念ながらわからないのだけど、最後の方で行われたフープとワイヤーを使った(形容しにくい)演目がとても幻想的で綺麗でした。何よりあれが出てくる瞬間がすごい!プログラムによると、1000の物事を表しているらしいのですが、ユニークすぎてよくわかりません。(←褒めてます)

演目ではないんですが、実際のショーを見てEugenの他にThe Cometsもお気に入りキャラになりました。彼ら、決して目立つタイプではないと思うんですが、馬の乗り物に乗って空中浮遊する姿はまるで子供のようであったり、ティシューを使って自ら舞う姿は赤い衣装ともマッチしてとてもとても綺麗でした。バトーで他のアクロバットキャストに混じって一人だけ真っ赤なコメットが乗っていて、彼の存在がとても際立って見えました。

エンディングは黒い衣装から白いラフな衣装へと変わったエウゲンがグランドピアノを弾きながらそのまま水中へと消えていきます。これまたインパクト大きいですね。水の中へ沈んだあとはどうなるんだろうと少々裏方が気になります。そもそもあのプールどうなっているんだろう・・・

ショーとしてはとても大規模で素晴らしいものでした。ラスベガスの中でも、シルク作品の中でも絶大な人気を誇っているだけのことはあると感じました。

ただ、ショーの内容とは関係ないんですが、3階席だったこともあり、回りの人たちがとても静かで、近場でまともに拍手しているのが自分ともう一人ぐらいしかいなかったので少々寂しくもありました。