ラスベガス留学旅行アルバム

はじめての海外旅行。その思い出と、これからはじめての海外旅行へ行く人のための小さな情報保管庫。そして2年後、短期留学へ。

Mystere チケット捨てられた4回目

悲しいかな、最後のショーです。これが最後と思うとなんとも言えない気持ちになります。前3回はどれも一人で見たんだけど、最後のMystereは友達も見ます。

3回目を見終えてプレゼントも渡し、一度退場。次のショーが始まるまでお隣のスターバックスにて待機です。TIのスタバの店員はジャパニーズな名前にも強いみたいというどうでもいい情報。

鑑賞の感想を書きながら友達を待ちます。Yellow Chickenに頭を蹴られたことを思い出して思わず顔がニヤけてしまうちょっと危ない人になっていました。

さて、ラストはちょっとしたことにチャレンジしてみることにしました。3回Mystereを見て、開演のほぼ10分前にBrianの客いじりが始まることは把握。可能性は低いけど、10分前に入場してみることに。友達と合流して時間を見たら丁度10分前、劇場に入ります。さあどうなるかな。

スムーズにチケットのスキャンを終え、中に入るといつもと様子が違います。いつもの劇場案内人の横に照明が当たったBrianを発見!いたー!と思いつつもまだ絡んでもらえると決まったわけではないのであわ~い期待を胸に"Hello"と声をかけたら返事してくれて、「チケット見せて」と絡まれる方向に持っていくことが出来ました。狙ってはいたけど、まさか本当にいじってくれるとは思ってなかったので超ハッピー♪

席まで案内してくれるという若いBrianの後に着いていきます。想像以上に当てられる照明が眩しくて辛かったけど、嬉しさもあって我慢出来ます。席まで案内してもらう間、少しですがBrianとお話も出来ました。なんて幸せな一時でしょう。

最初気付かなかったというか忘れていたのだけど、クラウンにいじられている最中なのだ!照明眩しいと思いながらBrianの後にくっついてお話してただけだけど、ふと回りを見たら、観客のほとんどがこっちを見ているのだ。大多数が欧米人な中で、Brianの客いじりの対象にされてるアジア人。それに気付いた瞬間、なんとも不思議な気持ちになりました。

でもどうやら私たち、今回の客いじりの最初の対象だったみたいで、実際の席とは関係のない上手に案内されます。で、あっちだ!と指差し通路にはなっていない、客席と客席の間の狭いスペースを無理やり通行w演出のひとつとは言え、既に座ってポップコーンを食べている欧米人の皆さんの前を、「Sorry. Excuse me.」と言いながら強行突破。だって座って寛いでる所、みんな立ってスペースを作ってくれてありがたいやら申し訳ないやら…っていうのはたぶん日本人的な考え方なんでしょうね。多くの人が良心的な言葉をかけてくれたり、笑いながらどうぞどうぞ!っていう雰囲気の方がいてまた楽しくなりました。

皆さんの邪魔をして通りきった所で、私の肩にポンと手を置くBrian、「席まで案内するからね!」みたいなことを言ったように聞こえたのですが、よく聞こえませんでした。しかし、そこから少し歩いた所で、私たちのチケットを持ったBrian、もう飽きたと言わんばかりにチケットを上に放り投げてどっか行っちゃいましたw回りから笑いが聞こえてくるし、こうなることは私はわかっていたわけですが、それでも放置されてどうしたらいいかわからなくなりますねw落ちたチケットは近くのお客さんが拾ってくれて、すぐに本物の劇場スタッフが来て本当の席の場所を教えてくれるんですが。

自分の席に座ったあとは次の客いじりを見る側になって楽しみましたが、本当にいい経験になりました。日本でサーカスを見ても、なかなか絡んでもらいたくても絡んでもらえない中で、ラスベガスの、しかも一番見たかったショーでこういう経験が出来たっていうのは最高の思い出です。

さて、ラストとなる今回の本当の座席は、102セクションの3列目通路側。前回触れたお立ち台の目の前です。しかし、4回中3回がこの辺りの席という被り具合。

今回のショーではお客さんのアドリブが冴えていました。パパ役に選ばれてしまった人も、自分がどうなるのか知っている様子で、すっごいノリノリでBeBeとハグしたり、かと思えば自分の席から離れるのはすごく渋ったり。そんな“通常とは違うお客の反応”に対してBeBeもアドリブで対応していきます。クラウンって難しい役どころですよね。

チャイニーズポールの支柱の上ではRed BirdとBaby Girlがチュッとキスをするアドリブもあり、この二人はファーストトラックでも交差ジャンプをするし、仲良さそうで見ていてとても微笑ましいです。

エアリアルシルクでは客席頭上フライングの時に自分の真上に来て興奮しました。通常は優雅な演技が美しいエアリアルシルクだけど、それが自分の頭上に来るというのはあまり見れる光景ではないのでティシューアクトの中では見所かもしれませんね。(余談ですが、別なシルクのショーで以前ティシューアクト中に落下事故が起きたこともあり、この演目自体、危険が伴うアクトであることは間違いないのです)

バンジーの接近キャッチ、今回は友達も見ているのでぜひ大成功してほしかったのだけど、ちょっと残念ながら今回も片手キャッチに終わりました。4回見て両手でキャッチ成功した所を1回しか見れてません(´・ω・`)それだけ難しいということですね。

トラピスの客席パフォーマンスの時、例によってYellow Chickenが目の前だったので、私は如何にして蹴られたのかというのを客観的に見るべきだったと今更ながら思うのですが、私は結局真後ろにいたRed Birdを見つめていました。私の後ろの席のお客さんが、私があまりに後ろをガン見してるもんだから、え、何かあるの?と後ろをちら見するぐらいには後ろ見てました。

ショーが終わり、とてもとても名残惜しいながら退場、ショップの前で写真を撮ろうしたら、アジア人の方が写真撮りますよというアクションをしてくれたんですが、お互い日本語を喋ったもので、あ、日本人ですか!?という海外特有の経験がありました。とても気さくで親切な方たちで、お礼を言う間もなくどこかへ行ってしまったんですが、こういう出会いもいい思い出ですね。ありがとうございました。

友達は、Oはただただすごかったけど、Mystereは感動したと言ってくれました。やっぱりこれぞサーカスなんです!大掛かりな舞台装置を使って、派手に演出するのも見応えがあるし、OはOで私も好きですが、Mystereはサーカスを見てるんだ!って気持ちにさせてくれるので、全部のショーを見たわけではないですが、それでもMystereが大好きです。